知らないと損をする!?自動車保険の等級制度を詳しく解説

自動車保険の基礎知識

自動車保険には「等級」という制度があります。

 


契約期間中に、一度も自動車保険を利用しなければ「等級」が上がり、翌年の保険料は安くなります。

 


しかし、事故などで自動車保険を利用すると「等級」が下がり、翌年の保険料が割増となる仕組みです。

 

自動車保険の「等級」は、保険料に直結する大事な部分ですが、2013年10月頃、この等級制度が改定されているのをご存知でしょうか?

 

結論から言うと、今回の等級改定内容は、事故等で自動車保険を利用した人に対して、非常に厳しい内容となっています。

この改定内容を知らないと、自動車保険を利用する際に思わぬ損をしてしまう事があるでしょう。

 

そこで今回は、改訂された等級制度の概要を中心に、自動車保険の等級制度について解説したいと思います。

2013年10月の等級制度の改定内容!

2013年10月の等級制度改定により大きく変更となったのは、次の3点になります。

  1. 事故有係数の導入
  2. 等級据え置き事故の廃止
  3. 等級プロテクト特約の廃止
事故有係数の導入について解説!

今回の等級改定の中で、最も影響が大きいのが、この「事故有係数の導入」になります。

 

等級改定前までは一律であった等級による割引率が、「無事故係数」と「事故有係数」の2つに細分化されました。

 

等級割引率一覧

等級

割引率

(改定前)

割引率(改定後)

無事故係数

事故有係数

1等級

52%

64%

2等級

26%

28%

3等級

10%

12%

4等級

-1%

-2%

5等級

-10%

-13%

6等級

-17%

-19%

7等級

-23%

-30%

-20%

8等級

-28%

-40%

-21%

9等級

-33%

-43%

-22%

10等級

-37%

-45%

-23%

11等級

-40%

-47%

-25%

12等級

-44%

-48%

-27%

13等級

-47%

-49%

-29%

14等級

-50%

-50%

-31%

15等級

-52%

-51%

-33%

16等級

-55%

-52%

-36%

17等級

-57%

-53%

-38%

18等級

-59%

-54%

-40%

19等級

-61%

-55%

-42%

20等級

-63%

-63%

-44%


事故等で自動車保険(対人賠償、対物賠償など)を利用すると
翌年の等級が3等級ダウンする事は今までと同じです。

 

ですが、等級改定後は「事故有係数」の割引率が適用される為
等級改定前と比べると、保険料の負担が各段に重くなりました。

 

「事故有係数」と「無事故係数」では、約2割近くも
保険料に差が出てきます。

 

しかもこの「事故有係数」は3年に渡り適用されるので
この期間中は、常に高い保険料を払い続ける必要があります。

 

※1等級ダウン事故の場合「事故有係数」の適用は1年間のみ

 

この改定内容からすると、軽微な事故なら自動車保険を使わないほうが
保険料が節約になるケースも出てくるでしょう。

 

そこでここからは、事故を起こしてしまったと仮定して、
等級改定前と改定後で、どの程度、保険料に差額が
発生するのかをシミュレーションしてみました。

自動車保険の基礎知識シミュレーションの前提条件

  • 事故時の等級は16等級
  • 16等級時の保険料は48,000円と仮定
  • 最初の事故以降、3年間は自動車保険の利用無し

自動車保険を利用した場合(等級改定前)

期間 翌年 2年後 3年後
等級 13等級 14等級 15等級
事故有係数 -47% -50% -52%
支払保険料 53,000円 50,000円 48,000円

3年間の支払保険料の合計金額:151,000円

自動車保険を利用した場合(等級改定後)

期間 翌年 2年後 3年後
等級 13等級 14等級 15等級
事故有係数 -29% -31% -33%
支払保険料 71,000円 69,000円 67,000円

3年間の支払保険料の合計金額:207,000円

自動車保険を利用しないケース

期間 翌年 2年後 3年後
等級 17等級 18等級 19等級
無事故係数 -53% -54% -55%
支払保険料 47,000円 46,000円 45,000円

3年間の支払保険料の合計金額:138,000円


このシミュレーション結果を分析してみましょう。

等級改定前後の保険料を比較!

 

  • 支払保険料累計(等級改定前):151,000円
  • 支払保険料累計(等級改定後):207,000円
  • 等級改定前と改定後の差額:56,000円

 

「事故有係数」が解除されるまでの3年間の累計金額だと
等級改定後は、実に56,000円も多く保険料を支払う事になります。

 

この結果からも、今回の等級改定により
契約者の負担が大幅に増えたことが分かります。

     

    等級改定前後と保険未使用の保険料を比較!

     

    • 等級改定前と保険未使用の差額=13,000円
    • 等級改定後と保険未使用の差額=69,000円

     

    等級改定前は、自動車保険を利用しても13,000円しか
    負担が増えないので、軽微な事故でも自動車保険を
    使ったほうがお得でした。

     

    等級改定後は、増額分の保険料が69,000円に
    大幅アップとなっています。

     

     

    等級改定後では、支払額が10万円以内に
    収まるなら、自動車保険を利用しないほうが
    得する場合が多いです!

     

    判断に迷う場合は、加入している自動車保険の
    担当者に相談してみましょう!


    等級据え置き事故の廃止!

    次の事由に該当する事故については、等級据え置き事故とカウントし
    等級改定前までは、次年度の等級はダウンさせていませんでした。

    • 火災または爆発
    • 車両の盗難
    • 台風、竜巻、洪水、高潮
    • 落書き、いたずら
    • 窓ガラスの破損
    • 搭乗者傷害保険のみ利用
    • 無保険者傷害保険のみ利用

    今回の等級改定により、この「等級据え置き事故」が廃止、
    1等級ダウンする事となりました。

     

    等級改定後では、飛び石によるフロントガラスの破損や
    台風や竜巻などの自然災害による車両の損傷で
    自動車保険を利用すると、1等級ダウン+事故有係数の適用により
    翌年の保険料がアップします。

     

    等級プロテクト特約の廃止!

    「等級プロテクト特約」とは、自動車保険を利用しても
    契約年1回に限り、等級ダウンさせずに現在の等級を維持する特約です。

     

    等級がダウンしない為、被害額の少ない事故でも
    気軽に自動車保険を利用することが出来る為、
    契約者にとって大きなメリットがある特約でした。

     

    「等級プロテクト特約」は、損保ジャパン、チューリッヒ保険、
    東京海上日動、三井住友海上などの一部の保険会社の特約として
    付帯出来ていましたが、今回の等級制度の改定により
    全ての保険会社で廃止となっています。

自動車保険の等級制度についてのまとめ!

自動車保険の基礎知識

今回の等級制度改定の背景には、「事故のあった契約者」と
「事故のなかった契約者」の保険料負担の不公平を是正するという
目的があります。

 

ですが、実質的に今回の等級改定は自動車保険の値上げになります。

 

自動車保険は、車の維持費の中でも大きな割合を占める部分ですので、
この等級制度の仕組みを理解しておく事が、非常に大事です。

 

現在、私は「おとなの自動車保険」に加入していますが、
実際に事故に巻き込まれて保険会社に電話した際に、
自動車保険を利用した場合としない場合で
どちらが得するかを丁寧に教えてくれました。

 

自動車保険を選ぶ際には、こういった気づきにくい部分を
こちらから聞かなくても提案してくれる保険会社を選びたいですね!

 

次ページ:家族間で等級継承をして保険料を節約!を読む

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